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町でうわさの本読みブログ

誰にも気づかれないうちにタイトル変更。現在は読書感想と、日常の面白いことについてつづります。

ベルサイユのばら ぴあ

「ベルばら」連載45周年記念のムックというやつですわ。

特別付録としてポーチ付きよ!

 

ベルばらのストーリー、登場人物、名場面の紹介など、定番の内容。

アニメや宝塚についても解説あり。

 

珍しかったのは、アニメでオスカルさまとアンドレの声を担当した

田島令子さんと、志垣太郎さんのインタビュー。

放送当時ならともかく、30年以上たった今でも

ちゃんと語ってくれるのはありがたいことですね。

 

そしてもちろん、原作者の池田理代子先生のインタビューも。

「ベルばらを描いたきっかけは?」なんていう、

もう何千回も聞かれたであろう質問にも丁寧に答えられています。

 

その中で、ベルばらとは直接関係ないけれど、印象深い言葉がありました。

「プロは常時100くらいのアイデアがないとダメ」

「その人がどんな本を読んで、どんな人生経験をつんできたかが全部、出ますから」

 

う~ん、ずしりと重い言葉!

これはまんがだけでなく、文章でもきっと同じこと。

 

何かを表現するということは、自分自身のすべてをさらけ出すことなのでしょう。

 

ベルばらも若き日の理代子先生がすべてをさらして描いた作品ですよね。

私たちは作品を通して、作者の魂を感じとっている、ということなのかな。

 

そう考えると、本(もちろん、まんがを含む)を読むって、すごいことですね。

なかなか他人の魂に触れることは出来ませんよ。

自分自身の気持ちですら、ふらふらしてるのに。それは私だけ?

 

あら、ベルばらから、なんだか思いもかけぬ結論に。

 

とにかく理代子先生のこの言葉だけでも、2500円の価値はあります。

豪華付録つきだし。

 

いや、いきなりそのお値段はきついわ、という方には

宝島社の「池田理代子 麗しの世界」からどうぞ。

こちらも、イラストやインタビュー、作品解説満載で楽しめます!

 

あ、私、ベルばら自体は紹介してなかったですね。

今ごろ気づくなよ。

 

ベルサイユのばらぴあ (ぴあMOOK)

ベルサイユのばらぴあ (ぴあMOOK)

 

 

 

池田理代子 麗しの世界 (TJMOOK)

池田理代子 麗しの世界 (TJMOOK)

 

 

 

頭のよさはノートで決まる 齋藤孝

う~ん、タイトルがちょっと恥ずかしいなあ。

頭悪いのがバレバレじゃないですか。

 

あ、そういえば私、この本と一緒にノートも買ったわ~!!

きゃ~、ますます恥ずかしい!

ち、違うんですよ、ノートは仕事で使うんですよ!

と言い訳なんかしても意味ないか。

どうせ本屋の人は客が何を買おうがいちいち気にしていないでしょうし。

 

さて、この本はノートの使い方について書かれているわけですが、

仕事はもちろん、日常にも使えるアイデアがいっぱい。

 

日常に使えるというのは、単なる日記ではありません。

今の自分はどういう状態か、そしてどうなりたいのか、

それらをきちんと考えてみるために、まず書いてみる。

 

そういったことが、かなり具体的にかいてあります。

 

デキる人にとってはもう当たり前すぎることかも。

でも、何かしたいけれどもどうすればいいのかわからない、

という漠然とした悩みを持っている人にはおススメです。

 

特に印象に残ったのは「素直さが大事」というところ。

これ、松下幸之助さんの本からなんだそうですが、

齋藤先生は確か「速読塾」でも同じようなことを書かれていました。

 

自分の考えに固執しないで、「これいいよ」と言われたことは

とりあえず素直に受け入れて、やってみる、ということだと思います。

 

おススメしている相手が、自分が尊敬している人なら

なおさら、やらなきゃ損!ですよね。

 

うむ、とりあえず私も今日のブログを更新したら、

さっそくノートをつけてみよう。

 

何のために?

そりゃもちろん、人気ブロガーになるためですよ!

 

頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術

頭のよさはノートで決まる 超速脳内整理術

 

 

 

つぎはぎ仏教入門 呉智英

仏教入門といいながら、著者は仏教徒ではないそうです。

というか、そもそも何の信者でもないそうな。

 

あ、でも私もそうか。

 

てなわけで、この本は、お釈迦さまのありがたい教え、

といったことではなく、客観的な立場で仏教を見てみよう、

といった感じです。

 

だから、第一章は「宗教とは何か」ですよ。

ええ~、そこから!?

いや、だけどまずはそこから入らなければ、仏教キリスト教もないもんだ。

 

私が一番読みごたえがあったのは、第五章「仏教と現代」

 

仏教は本来、「愛」を否定する宗教であったこと。

しかし、「慈悲」があるということ。(まあ、慈悲と愛は近いものでもあるような)

 

今はやりの「自分探し」についても書かれています。

転職しちゃったり、海外を放浪するアレですね。

これについて著者は

仏教こそが我執を捨てよと呼びかけなければならない」と言います。

 

ほかにも、観光寺院でもOKじゃない?とか

あ、もちろんもっとちゃんとした言葉で具体的に説明していますよ。

 

これらはやはり、信者ではないからこそ、言える意見でありましょう。

ものごとの中心にいると、かえって大事なことが見えなくなることってありますね。

本質的なことについて、考えなくなってしまうというか。

 

仏教の信者になるかどうかではなく、

宗教、仏教というものが、今の私たちの人生にどうかかわってくるのか、

それを考えるきっかけになる本だと思います。

 

つぎはぎ仏教入門 (ちくま文庫)

つぎはぎ仏教入門 (ちくま文庫)

 

 

フランス革命 歴史における劇薬 遅塚忠躬

岩波ジュニア新書ですよ。

おそらく高校生くらいを対象に書かれたものでありましょう。

 

「青銅時代の皆さんへ」とか書いてあるし。

ずいぶん赤茶けた青銅ですが(なんとなくこの感じわかってください)、

読者になるのを許してくださいませ。

 

私がこの本を読もうと思ったきっかけは

もちろん「ベルサイユのばら」です。

「ベルばら」では革命の前半部分がメインになっていて、

ロベスピエールたちの恐怖政治にはまったく触れられていないんですよね。

 

で、「ベルばら」のロベスピエールはけっこういい人なんです。

貧しい人たちのことをちゃんと考えて、より良い国にしたいという。

そんな人が、一体なにがどういうわけで恐怖政治を行い、処刑されていったのか…。

 

大人になると、なんとなく答えの見当がつくようになるのですが、

やっぱりちゃんと本を読んで確認しなきゃね! という気持ちからでした。

 

本書によると、ロベスピエールは自分こそが正義、と思っていたようです。

その正義感が、考えが違う人たちに対し、寛容の心を失わせ、残酷になっていく。

 

決して私利私欲のためではなかった。

虐げられた人々の権利を権利を守ろうとした結果だったわけです。

 

ああ…。正しいはずのことが、ときに一番残酷な展開になってしまうのだなあ。

これこそが、本書のいう「フランス革命の偉大と悲惨」なんだなあ。

 

そしてこれは200年前だけの話ではないと思います。

 

現代でも似たようなことは起こりうるのではないでしょうか。

別に、国を左右するような大きな出来事ではなくても、

日常生活の中で何が正義か、とか、

「人としての偉大と悲惨」を問われるときはあるでしょう。

それを心に留めておく、というのはとても大事なことだと思います。

 

ジュニア向けだからといって侮れない、

非常に有意義な本だと思います。

 

フランス革命―歴史における劇薬 (岩波ジュニア新書)

フランス革命―歴史における劇薬 (岩波ジュニア新書)

 

 

 

「ガラスの仮面」の舞台裏 美内すずえ

通称「ガラかめ」の連載40周年記念の秘蔵トーク集だそうです。

んな本出してる時間があったら続き描かんかーい!

50巻目をはよ出さんかーい!というのは

全国民の願いでありましょう。

もちろん、 私もみなさんと同じ気持ちです。

 

しかし、ここはひとつ、気持ちを落ち着けて本書を読んでみましょう。

 

内容は様々な雑誌に掲載された

インタビューや対談などを集めたもの。

 

対談相手は女優さんや、能楽師の方など、多彩。

それらが掲載された雑誌も「新劇」とか「婦人公論」とかこれまた多彩。

時代も80年代から2000年代と、まあスケールの大きいことになってます。

 

これらの情報を、ふつうのファンが一人でこつこつ集めることは

きっと無理でしょう。

今ならネットである程度は情報収集できるけれど、

連載40年にもなると、昔はねえ…。

 

そういった過去のばらばらな情報を一つの本にまとめたのは

とても意義のあることだと思います。

 

この本がきっかけで、なんだか久々に原作を読み返してしまいましたよ。

たけくらべ」のあたりから。

って、それ、めちゃくちゃはじめのほうじゃ~ん!

結局、最新刊(といっても出たのは4年以上前)まで読んじゃったわ。

 

私にここまでさせるなんて、

ガラかめ、ばんざ…い…!

あ、これは違うまんがか。

 

 

 

 

やり抜く力 アンジェラ・ダックワース

問題は、「何をやり抜くか」なんですよね、結局。

 

この本は、目標をすでに持っている人には非常に有効だと思います。

目標を実現するために、どうすればいいのかが具体的に書いてあります。

 

例えば

「自分のスキルを上回る目標を設定しては、それをクリアする

『練習』を何年も続ける」(P189)

この練習を、本書では「意図的な練習」と呼んでいます。

そして、その練習を習慣化すること。

ラクな練習は続けても意味はない、とも言っています。

 

うむむ、わかってはいるが、なかなか大変そうですなあ。

これを言ってはおしまいだけど、誰もがそんな地道な努力が

できるわけでもない。

ブログをさぼりがちな私が言うと、妙な説得力があるなあ!

そんな説得力いらないけど。

 

でも、そういう意志が弱い人にも参考になりそうな部分も

たくさんあります。

 

「心のつぶやき(考え方、物事の受け止め方)はよい方向に変えることができる。

(略)ネガティブな心のつぶやきに邪魔させないようにする方法も、

身につけることができる」(P256)

 

ポジティブ思考にしていこう、ということですよね。

私も、「またブログ更新できなかったよ…。読書感想は難しいし…」

なんて言ってないで、

「とにかくやってみっか!」と、がばっと立ち上がってみないとね!

 

うむうむ、これくらいからなら、どうにか始められそうだぞ!

今日もこうしてようやく更新したしね!

 

やり抜く力

やり抜く力

 

 

 

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

 

「ぐうたら上等」 中野翠

私の年末のお楽しみは、

サンデー毎日(よく考えてみたらすごいタイトル)連載中の

中野翠さんのコラムの単行本です。

 

なんとびっくり、連載30年突破だそうで、

私は10年ちょっとくらいの読者歴かしら?

と思っていたら、単行本(文庫化されたものを含めて)23冊持ってたわ!

いやあ、そんな自分と流れゆく年月に改めてびっくり。

 

内容は、話題の映画、スポーツなどの娯楽、

社会的な出来事などなど。もちろん、中野さん自身の身近な話題もたくさん。

 

自分でもときどき不思議に思うのだけど、

私はこの本のどういうところを楽しんでいるのだろう。

中野さんが薦めている映画や本も、実は観たりはしないです。

 

多分、中野さんのお話そのものが好きなのでしょう。

年上で、世間の色んなもやもやしていることを、

ちゃんと自分の言葉で説明できる。

説明できないことももちろんあるけれど、それはそれで正直に言う。

そんな友達の話を楽しんでいる感覚。

 

友達って、そんな一方的な、と自分でも思わなくはないですが。

でも、20年以上の付き合いなのよ!(もちろん、本の上での付き合いですが)

心の中では友達って言わせてくださいな!

 

今回は今まで以上に子どものころの思い出話が多かったような。

そんなトシになったのね、とちょっとしんみり。

 

と思っていたら、本文の中である大物ハリウッド俳優についてのこんな一言が。

「こういう変貌ぶりが見られるから、映画を見続けて来てよかったと思える」

 

うん、私も中野さんの本を読み続けてよかったと思ってます。

ずっと見続けてきたからこそわかることってあるんですよね。

「ああ、こういうところに来たんだねえ」というしみじみした気持ち。

 

もちろん、これまで中野さんの本をあまり知らなかった人にも楽しめます。

帯にある「確かな目利き」という言葉は大げさではないですよ。

 

ぐうたら上等

ぐうたら上等