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町でうわさの本読みブログ

誰にも気づかれないうちにタイトル変更。現在は読書感想と、日常の面白いことについてつづります。

オオカミ少女はいなかった 鈴木光太郎

 

 

心理学における「神話」について書かれた本です。

ここでいう「神話」とは、古事記とかではなく、

間違いなのに、本当のことだと信じられて何度もよみがえる話をいいます。

 

で、具体的に取り上げられているのは、

まずはタイトルにもなっている「オオカミに育てられた少女」の話。

 

これは有名ですね。

100年ほど前、インドで、オオカミに育てられた二人の少女が発見される。

その後二人は人間のもとで育てられるが、

生肉を食べるなどオオカミのような暮らしをし、

結局、人間らしい暮らしは出来なかった、というもの。

 

んで、これウソなんだって。

そんな少女たちはいなかったんだって。

 

ええ~うっそ~!!

 

オオカミが人間を育てるなんて、ありえないことだそうな。

ならばなぜ、そんな話が長い間信じられていたのか、

詳しくは本書をお読みください。

(なんか手抜きの文章ですな、我ながら)

 

ほかにもあの有名なサブリミナル効果についても書かれています。

映画を見ている最中に、コーラとポップコーンが

食べたくなるという例のアレですね。

 

これも、信憑性がない話なのでした。

 

とにかくありり~とか、ええ~の連続です。

きっと反論もいろいろあるのでしょうが、

物事をさまざまな角度から見よう、

そこからまた新しいことが見えてくる、

ということを教えてくれる本です。

 

あと、この鈴木先生は(大学教授です)、トンデモ論を展開する人に対する

突っ込みがすごい。

「本気で言っているのだろうか」とか

「なにをバカなことを」とか。

もちろん、名指しで。

 

先生、月の出ない夜はお気をつけくださいませ。

 

増補 オオカミ少女はいなかった: スキャンダラスな心理学 (ちくま文庫)

増補 オオカミ少女はいなかった: スキャンダラスな心理学 (ちくま文庫)