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町でうわさの本読みブログ

誰にも気づかれないうちにタイトル変更。現在は読書感想と、日常の面白いことについてつづります。

「もたない男」 中崎タツヤ

エッセイ

お片づけ本とか、シンプルインテリアの本、といったものが好きなのです。

そういう本を読んで、自分が本来あまり持っていない

「お片づけ欲」を発揮させたいのです。

 

が、この本はちょっとすごいですわ。

この方は漫画家さんなのですが、仕事部屋には机と椅子しかなく、

毎日毎日、引っ越ししたてのよう。

 

とにかく余計なものは捨てたい人らしく、

文庫本の読んだページも捨てていく。

本を捨てるんじゃないですよ(最終的には捨てるのでしょうが)。

ページを破り捨てるのです。

 

その方法は、わかりやすくイラストで紹介。

本に残った糊の削り取りかたも、わかりやすく説明しています。

 

わー、ステキ。今度ぜひやってみよう。

な~んて思いません、ふつうは。

 

ご本人も、別に真似してほしいわけではなく、

ただ淡々と自分の捨てライフを述べているだけ。

 

巻末の解説というか、

南伸坊さんと断捨離のやましたひでこさんの対談で、

やましたさんは「ふつうはスケベ心でつい啓発しようとする」とおっしゃっていました。

 

そうなんですよね。断捨離本は好きだけれど、

ときどきハナにつくんだなあ(えらそーに)。

 

この本はそういうところは一切ないが、

同時に参考にもならない。

 

いや、参考にしようなどというスケベ心は捨てて、

ただ楽しめばいいのである。

 

もたない男 (新潮文庫)

もたない男 (新潮文庫)