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町でうわさの本読みブログ

誰にも気づかれないうちにタイトル変更。現在は読書感想と、日常の面白いことについてつづります。

「罪と罰」 ドストエフスキー

海外文学

いやあ、読んだよ俺は! がんばったよ!

って、そんなに力むこたあないか。

 

つい最近、「『罪と罰』を読まない」という本を読み、

その本自体が面白かったので、こうなりゃ本家(?)も読むしかない、

と意気込んでおりました。

 

で、すっごく面白かったのですよ!

みなさんも一度は読むべきですな!

 

…あ~すみません、興奮して。

そりゃ面白いに決まってますがな。世界的名作だっつうの。

 

あ、第1部はたしかにちょっと読みにくかったです。

いきなり、なぞの酔っ払いの長ゼリフ。多少ほかの人物の相槌はあるけれど、

なんだかんだで20ページ(!)ほどしゃべってる。

 

この人はヒロイン、ソーニャの父親なのでとりあえずちゃんと読んでおいたほうがいいけれど。

 

ここを乗り越えればあとはぐんぐん読めます。

 

で、私は主人公のラスコーリニコフがなんか好きだなあ。

いや、付き合いたくはないけれど。

 

この青年はいちおうそれなりの理屈(屁理屈)をもって

人を殺したのですが、意外といい奴というか、小心者だったため、

その後はメンタルぼろぼろ。

 

急に気絶したり、病気で寝込んだり、たまに起きていて

機嫌がいいかと思えばすぐに部屋を出ていったり、と

まわりの人たちを無駄に心配させる。

 

そんでもって、2回くらいしか会ったことのないソーニャに

「いまのぼくに残されたのはきみ一人だけだ」とか言うし。

 

んもう、今どきの若い人はせっかちだこと。

 

「ぼくらは二人とも呪われた人間だ」とも。

勝手に一緒にすんな。

 

誰かこの若者に「それは恋よ」と言ってやってー!

 

とにかくまあ、こいつのプライドの高さが話をややこしく

しているのですが、なんだかそこがかわいいと思ってしまう私はシュミが悪いのか。

 

ラスコーリニコフシベリア送りになっても、

まだプライド高くて仲間のいない困り者なのですが、

静かにおとずれるラストシーンにはやっぱり感動してしまいましたよ。

なんか陳腐な言葉ですみません。

 

で、この本を読みながら、先にあげた「『罪と罰』を読まない」も読んでいました。

やっぱりいいガイドブックになりました。

内容の考察も読みやすく、面白くてわかりやすい。

こういう本がもっとたくさんあればいいのにね。

自分自身の読みの浅さもはっきりわかってしまうけれど、

それが考察を深めるきっかけになるかもしれないし。

 

罪と罰(上)(新潮文庫)

罪と罰(上)(新潮文庫)

 

 

 

罪と罰〈下〉 (新潮文庫)

罪と罰〈下〉 (新潮文庫)