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町でうわさの本読みブログ

誰にも気づかれないうちにタイトル変更。現在は読書感想と、日常の面白いことについてつづります。

学校では教えてくれない国語辞典の遊び方 サンキュータツオ

恥ずかしながら、国語辞典は20年ほど前に買ったもの1冊しか持っていません。

きゃ~、ほんとに恥ずかしい。

 

いや、あの、わかってるんですよ。買い替えたほうがいいということは。

今は、辞書ごとに内容に個性があるというのもよく知られた話ですし。

 

でも、その個性というのがちょっと手ごわい。

具体的にどこがどう違うのか、なかなか素人にはわからない。

そんなことをぐだぐだ考えて、結局買い替えずにいるのです。

 

そんな基本的すぎる悩みに答えてくれるのが、この1冊!

 

代表的な辞書の違いを丁寧に解説してくれます。

各辞書をわざわざキャラ分けまでして…。

 

例えば岩波国語辞典は「都会派インテリメガネ君」

有名な新明解国語辞典は「マイノリティの味方」というふうに。

 

どの辞典が自分に合うかは、巻頭の「オススメ辞書占い」で選べます。

(占いというか、YES、NOで選ぶアレです)

私は角川必携国語辞典くんがいいらしいです。

なんでも彼は「丁寧に教えてくれる、良家の子」だそうです。

あら、ますます私にぴったりね!

 

しかし、何よりすごいのは著者のサンキュータツオさんの

辞書への深すぎる愛でしょう。

 

いくつもの辞書を読み分けるだけではなく、

同じ辞書でも版が改まるごとに買い替え、古い版との違いを徹底比較。

 

これはもはや愛というよりは執着というか、業ですね。

そんなに読み比べて何になるのか、なんていう問いはどうでもいい。

とにかく辞書を愛しすぎている人なのでしょう。

 

前回書いた「謎とき『罪と罰』」でもそうなのですが、

私は何かをものすごく愛しすぎている人に惹かれるのかもしれません。

 

そこまで何かに夢中になれることにうらやましいと思いつつ、

いや、ちょっとすごすぎますわーなどとも思ったりして。

凡人の心は少々乱れるのでありました。

 

ま、とりあえずこの熱い本に従って、新しい国語辞典を買おうかな。