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町でうわさの本読みブログ

誰にも気づかれないうちにタイトル変更。現在は読書感想と、日常の面白いことについてつづります。

「ぐうたら上等」 中野翠

私の年末のお楽しみは、

サンデー毎日(よく考えてみたらすごいタイトル)連載中の

中野翠さんのコラムの単行本です。

 

なんとびっくり、連載30年突破だそうで、

私は10年ちょっとくらいの読者歴かしら?

と思っていたら、単行本(文庫化されたものを含めて)23冊持ってたわ!

いやあ、そんな自分と流れゆく年月に改めてびっくり。

 

内容は、話題の映画、スポーツなどの娯楽、

社会的な出来事などなど。もちろん、中野さん自身の身近な話題もたくさん。

 

自分でもときどき不思議に思うのだけど、

私はこの本のどういうところを楽しんでいるのだろう。

中野さんが薦めている映画や本も、実は観たりはしないです。

 

多分、中野さんのお話そのものが好きなのでしょう。

年上で、世間の色んなもやもやしていることを、

ちゃんと自分の言葉で説明できる。

説明できないことももちろんあるけれど、それはそれで正直に言う。

そんな友達の話を楽しんでいる感覚。

 

友達って、そんな一方的な、と自分でも思わなくはないですが。

でも、20年以上の付き合いなのよ!(もちろん、本の上での付き合いですが)

心の中では友達って言わせてくださいな!

 

今回は今まで以上に子どものころの思い出話が多かったような。

そんなトシになったのね、とちょっとしんみり。

 

と思っていたら、本文の中である大物ハリウッド俳優についてのこんな一言が。

「こういう変貌ぶりが見られるから、映画を見続けて来てよかったと思える」

 

うん、私も中野さんの本を読み続けてよかったと思ってます。

ずっと見続けてきたからこそわかることってあるんですよね。

「ああ、こういうところに来たんだねえ」というしみじみした気持ち。

 

もちろん、これまで中野さんの本をあまり知らなかった人にも楽しめます。

帯にある「確かな目利き」という言葉は大げさではないですよ。

 

ぐうたら上等

ぐうたら上等